2024年6月8日の活動(【モニタリング】春の植物調査、【定例】ロープ柵設置、下刈り

2024年6月10日月曜日

活動報告

 6月になりました。今日から林づくりを楽しむ会の活動は「サマータイム」で8時スタート!

林床管理作業の方は「ロープ柵づくり」。前回、仮で位置決めをして、その周囲を除草し整備しておいたところに杭を打って行きます。


自然のために、本当なら林で伐採した木を使って木杭を作って使いたいのですが、木杭は不朽するのが早く、また、丸太を杭に加工する時間も無いため、事務局にお願いして「擬木杭」を用意していただきました。

3m間隔に杭を配置し、交代で掛矢(ハンマーのような大きな木槌)を振りかざして打ち込んでいきます。およそ杭の高さの3分の1くらい打ち込み、南エリア北側の東面と南面、南エリアの南側も同様に東面と南面、用意した合計45本の杭を打ち込みました。



一休みしてから、ロープを杭に空いた穴に通して張り、ロープ柵の設置は完了!






「春の植物調査」の方は、いつもお世話になっている昆虫と植物の先生「園部さん」と一緒に樹林地内をぐるりと1周。今回も新たな植物の確認や植物に関する蘊蓄のある話を聞くことができました。



その中のいくつかをご紹介します。


これは「ウグイスカズラ」。赤い実がとてもかわいいです!


こちらも赤い実がかわいい「ニガイチゴ」。キイチゴの仲間です。

この黄色い花は「クサノオウ」。樹林地周囲のいたるとことに見られます。


ご存知のみなさまも多いかと思いますが「サンショウ」です。
「ちりめん山椒」や「佃煮」にするとピリッと辛くて美味しいです。
実のなるものとならないものがあるって初めて知りました!
この樹林地にはどちらも有ります。
トゲが1か所に2本あるのが「サンショウ」で、トゲが1本なのが「イヌザンショウ」でこちらは食べられないとのこと。


「アオイスミレ 」です。
名前の由来は青いからではなく、葉がが「葵の御紋」に似ているから。
3月くらいに花が咲くとのこと。楽しみです!


これは「アメリカスミレサイシン」。花が咲いてないのが残念ですが、こちらは外来種、駆除すべきなのか・・・!?
この樹林地にはそのほか「タチツボスミレ」が見られ、全部で3種類のスミレを見ることができます。

アマガエルも見つけました!

今日見つけた植物には、後日、プレートを付け、海道小の児童が野外観察で訪れて来た時に、名前の由来や植物の特徴などを解説できたらいいなと思っています。勉強しなきゃ・・・。

ロープ柵設置が早く終わったので、草丈が伸びてきた中央エリアの南側を少しだけ下刈りしました。



アズマネザサはもちろん、キイチゴ類やタケニグサ、クズなど、暖かくなって来たと思ったらあっという間に繁茂していて、あと1月遅かったら昨年のようなもっと大変な作業になるところでした。少しでも早めに手が打てて良かったです。

次回は、のびのびになっている物置の設置作業に取り掛かりたいと思います。